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赤ちゃんが下痢をしたときのおウチでのケア方法

下痢をしたときのおウチでのケア方法 赤ちゃん体のトラブル

下痢をしたときのおウチでのケア方法

赤ちゃんの便は、毎回おむつを替えるときにきっとよーく観察しているはずですね。

いつもとおなじようにご機嫌でいつもと同じ便をしているなら「元気でOK!」、全く問題はありません。

ところが同じように見えても、いつもより緩くて水気が多いよう?だったり、なんだか便の回数が多いような・・・そんな小さな変化は見逃しがちです。

赤ちゃんと接するとき、ついつい母乳やミルクの量、離乳食のたべっぷりなどが目につきますが、食べたからには出てくるものも大切です。

出てるからいいやというだけでなく、便がゆるくないか、色がおかしくないか?回数がいつもより多くないか?などもその都度確認してあげてください。

ゆるい便が出過ぎると、体内の水分が減るので、水分不足による不機嫌や脱水症状を起こしかねないのです。

赤ちゃんの下痢って案外多いのですが、気づかれないということがあるのです。

気になる便のときは早めに受診を!ですが、受診する目安はこんなときです。

でもどうして赤ちゃんって下痢しやすいのでしょう?

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なぜ赤ちゃんは下痢しやすいのでしょうか

便の回数や柔らかさには、赤ちゃんそれぞれの個人差があります。

でも大人よりは下痢をしやすいのも赤ちゃんの特徴です。

なぜ赤ちゃんが下痢しやすいのでしょう。

それは消化機能がまだ未熟だからです。

飲んだり食べたりしたものやその量によって、十分消化吸収されないことがあるからです。

徐々に胃腸の機能が整っていくのですが、その成長は個人差が大きいといわれています。

月齢によって大丈夫と言われている離乳食でも、消化されないまま便として出てくることや、消化はされても便として出てくるまでの間に、水分が吸収しきれなかったりして、柔らかい便が続くということもよくあるのです。

これは消化機能だけでなく、他の関連する内蔵の機能がまだ未熟であることも関係してくるので、一概に原因は突き止められません。

ただ、うんちがゆるかったり、緩い便の回数が多くても、水分がちゃんと摂れていて赤ちゃんがいつものように元気でいれば、問題はありません。

下痢のとき気をつけることは

全身の様子を観察

水分がとれていて元気であれば、問題はないのですが、便の状態や赤ちゃんの全身状態におかしな点がないかは、いつも気づかってあげましょう。

便そのものの状態を観察することで、ウィルス感染による病気かどうかを判断することもできます。

便の硬さ以外に、色が黒っぽい、白っぽいなど変化はないか、発熱やおう吐があればウィルス感染が疑われます。

脱水症状に注意

下痢の一回の量が多い時、下痢の回数が多いときは、脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。

いつものような元気がなくなってきた、動作がにぶいという様子があれば、軽い脱水症状です。

ひどくなると足がつったりしびれるなどの症状がでますが、赤ちゃんは正確に症状を訴えることができませんから、いつもと様子が違わないか、ママが注意深く観察してください。
下痢をとめようとする必要はないのですが、出ていった水分をこまめに補給するようにしましょう。

おウチでできる下痢をしたときのケアそのポイント

水分補給

下痢をすると、水分が体外に出てしまいいつもより体内の水分が不足してきます。

水分不足は脱水症状を起こしますから、こまめに水分補給が必要です。

与えたいのは湯冷ましか麦茶ですが、あまり飲まないようなら赤ちゃん用イオン飲料なら飲みやすいようです。

経口補水液も水分補給には適しています。

果汁を好む赤ちゃんでも、柑橘系のものは下痢をひどくすることがあるのでやめます。

お尻を清潔に保つ

水分補給とともに必ずしたいケアが、お尻を清潔に保つことです。

赤ちゃんの肌はデリケートなので、下痢が続くとお尻の周辺が赤くただれやすいです。

下痢かな?と思ったら、座浴(座ってお尻を洗ってあげる)またはシャワーをかけて、お尻を常に清潔にしてあげます。

座浴かシャワーは下痢便が出るたびにするのがよいですが、あまりに頻回に下痢が出るようなら、お湯でゆるく絞ったガーゼでお尻をふいてあげるのもいいです。

そのときも優しくふいてあげてください。

離乳食の与え方

下痢がすっかり治まるまでは、消化のよい食べやすものを与えます。

赤ちゃんに食欲があっても、肉魚は控えて、野菜スープやおかゆ・うどんなどの炭水化物を、少な目の量にしておきます。

赤ちゃんの様子を見て、量を増やしていきます。

胃腸に負担をかけない食べ物で、欲しがるものを与えるようにします。

下痢のときは腸の粘膜が傷ついているので、乳製品に含まれる乳糖がうまく分解できません。
ですからヨーグルトや牛乳は避けた方がよいでしょう。

離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは、2~3日離乳食をやめて、赤ちゃんの様子をみてみます。

受診すべきときはこんな時

下痢の回数と便の様子をよく確認してください。

特に気になることがなく、水分がとれている、食欲もある、そして赤ちゃんの機嫌がよければ急いで受診することはありません。

下痢の回数がとても多い、下痢便の色や様子がおかしい、赤ちゃんの様子がいつもと違うようだ、そんなときはすぐに受診しましょう。

具体的には、

  • 下痢や激しいおう吐が続く
  • 高熱がある
  • 血便のようだ
  • 水分を与えても受け付けない
  • 機嫌が悪い(お腹が痛いなど)
  • けいれんする
  • 唇が紫色になる

下痢をしたときのおウチでのケア方法まとめ

ゆるい便、回数の多い下痢便を見落とさないよう、ウンチのおむつ替えの時は便の様子をよく観察。

消化機能が未熟な赤ちゃんは、食べものや量によってよく下痢を起こしやすいのが特徴です。

下痢だとわかれば、ご機嫌がよくても水分をこまめに補給してあげましょう。

下痢以外にも発熱やおう吐があれば、ウィルス感染が疑われますので受診を。

下痢のとき、おウチで必ずやってあげたいケアは、水分補給とお尻を清潔に保つこと。

離乳食は胃腸に負担のかからない、野菜スープやおかゆうどんなどの炭水化物を少量から。

下痢や激しいおう吐が続く、高熱、血便、水分を受け付けない、機嫌が悪いなど、いつもと違う様子があれば急いで受診しましょう。

 

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