もしかして赤ちゃんが病気!?いつもの様子となんだか違っているときは、重い病気になったのかもしれないと不安になることがあります。
いったん不安になると適切な判断ができなくなってしまうかもしれず、赤ちゃんも不安にさせてしまいます。
こういう時こそいつもそばにいるママがしっかりしないとと思います。
そこで、いざ病気かも?というとき慌てず対処できるよう、家できること、病院にいくかどうかの判断を頭にいれておきましょう。
ママがきちんと判断するためには、普段から赤ちゃんの様子をよーく観察することが大切です。
「観察」するというのは、赤ちゃんの全身の様子を、チェックすることです。
一日一回、目や耳、皮膚の様子などを観察することで、赤ちゃんの状態を把握しておけば、病院で受診した方がいいかどうか判断しやすくなります。
赤ちゃん全身チェックの習慣化
赤ちゃんの様子を観察するには、決まった時間に全身の健康状態をよく見てみます。
観察するのに適したタイミングは、朝の着替えのときやお風呂上りなど、赤ちゃんが裸になるときで、気持ちが安定しているときがベストタイミングです。
観察するときを決めたら、毎日観察を続けましょう。
チェックポイントを決めて、同じ順序で目視すると素早く観察できますし、見落としがなくなります。
赤ちゃんチェックポイントはここです
赤ちゃんの健康状態を観察するポイントです。
見落としのないようにするために、全身状態を見てから個別のチェックポイントに移るといいですね。
全身の様子を観察
- 赤ちゃんのご機嫌はいいか?いつものようによく笑うか?また表情が生き生きしているか
- 元気よくよく動いているか?いつものようにいろんなものに興味を示しているか?
- 抱っこしたときやタッチしたときの肌のぬくもりがいつもと同じか?
個別の様子を観察
全身の様子を観察したら、部位別でも観察してみます。
- 目・・・目ヤニが出ていないか、充血していないか?まぶしそうだったり見にくそうな様子はないか?
- 鼻・・・鼻水や鼻詰まりがないか?鼻くそがたまっていないか?
- 耳・・・痛がる様子はないか?ちゃんと聞こえているか、問題なさそうか?
- 肌・・・湿疹や赤みが出ていないか?かゆがってはいないか?あざができるなどしていないか?
その他の大切なこと
- 着替えのときだけではわからないことですが、必ずチェックが必要な事柄がこれ。
- お乳やミルクをいつものように飲むか?離乳食をいつも通り食べるか?
- ウンチの色やかたさ、においに変化はないか、便の回数はどうか?
- おしっこの量や色においに変化はないか?また尿の回数はどうか?
記録を取っておくと役立つことも
もしいつもと違う様子が見られたら、その症状は詳しく記録をしておきましょう。
熱が出たときは体温の変化、どんな咳か、鼻水の色や様子などをメモしておくと、お医者さんの診断の役に立ちます。
ウンチの状態、吐いたときはおう吐物の様子がわかるよう、写真にとっておくのが一番わかりやすいです。
ウンチはおむつそのものを持って行って見せるのもよいことです。
育児記録をとっておいて、成長の記録を観察しているママも多いと思いますが、忘れがちな生活の記録が参考になることもありますので、その都度記録しておくのも役立ちます。
もし気になる点があれば、育児記録や母子健康手帳に書き残しておくようにします。
病院に行く(受診)目安を考える
赤ちゃんの様子を観察していて、明らかにおかしいというときは受診するでよいですが、「ちょっと気になる」ことが続いて受診を迷うような場合は、#8000に電話してみましょう。
#8000では、赤ちゃんの様子から、病気かどうか受診した方がいいかどうかを判断してくれます。
また休日や夜間で受診をどうするか迷っているときも相談してみましょう。
赤ちゃんの様子がいつもと違うというのは、赤ちゃんのからに何かが起こっているというサインです。
いつもそばにいるからこそ分かる小さな体の変化を、ママが受け止めてあげてください。
#8000って?
#8000は厚生労働省小児救急電話相談です。
「休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか」「病院の診療を受けたほうがいいのか」など判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるというサービスです。
この番号は全国同一の短縮番号ですから、#8000をプッシュすれば、住所のある都道府県の相談窓口に自動転送される仕組みになっています。
小児科医師や看護師から、赤ちゃんの症状に応じた適切な対処の仕方や、受診する病院等のアドバイスを受けられるので、赤ちゃんと過ごす部屋のよく見えるところにこの番号を貼っておきいざというときに備えましょう。
赤ちゃんを病院に連れて行く目安・いざというとき慌てないために知っておきたいこと・まとめ
赤ちゃんのそばにいるママだからこそ、赤ちゃんの体の様子を観察して、病気やけがのサインを見落とさないようにしましょう。
赤ちゃんの体を観察するには、毎日きまったタイミングに行うのがよく、全身の様子と個別の体の様子を確認しましょう。
ウンチ・おしっこ・お乳(ミルク)離乳食の様子も忘れずに観察を。
育児記録、母子健康手帳を利用して、気になる点を記録しておきます。
病院に行ったら、変化のわかるものや記録を持参すると、正確な診断の材料になります。
受診を迷うときは全国共通の#8000に電話をしましょう、小児科医師や看護師から適切なアドバイスをもらえます。
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