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突発性発疹(とっぱつせいほっしん)の予備知識

突発性発疹は、生後3か月から1年くらいの赤ちゃんがかかりやすいです。

季節に関わらず発症します。

原因はヒトヘルペスウィルス6型、7型の感染によります。

突然38~39度の高熱が出て、それが3~4日続きます。

ときに軽い下痢やせきなどの症状を伴うこともあります。

熱の割には食欲があり元気にしているのが、突発性発疹の特徴です。

熱が下がると、24時間以内に赤いぽつぽつとした発疹が胸、お腹、背中に出てきて、全身に広がります。

びっくりするかもしれませんが、これも2~3日たてばやがて消えていきます。

たいていはこれでおさまっていきますが、まれに高熱がきっかけで熱性けいれんが起こることがあります。

また、まれに急性脳症を併発することがあるので、けいれんがある、意識の状態が悪いというときは、小児科を受診しましょう。

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自宅でできるケア

突然の発熱でびっくりしますが、まずは水分補給をしてください。

高熱が出ると体内の水分が奪われやすいので、水分をこまめに補給してあげるようにします。

熱のわりには機嫌がよいはずですから、好んでの飲めるものを頻繁に飲ませます。

頭が熱く手足が冷たいときは、頭を冷やしてあげると少し楽になります。

熱が出るので心配ですから、小児科を受診します。

熱があがりきったあとは汗をかいて放熱するので、着替えをしてあげたり、薄着を心がけるなどします。

熱が下がり始めると、背中やお腹に斑状の赤い発疹ができ、全身に広がることもありますが、かゆみはほとんどありません。

熱が上昇しているときはお風呂はやめた方がいいですが、熱が下がり始め発疹が出るようになれば、お風呂はOKです。

発疹は赤く広範囲ですが、ステロイド剤で引くものではありませんので使いません。

病院での治療法

熱が下がって発疹がでるまでは、突発性発疹と診断ができませんから、医師の指示に従ってください。

解熱剤が処方されたら、体温、熱の上がるときかどうかなど、解熱剤を飲ませるタイミングをよく聞いておきます。

全身状態が悪くなければ水分補給を忘れないようにして、経過を観察するのが一般的です。

熱は4~5日で下がるのがこの病気なのです。もしそれ以降も続くようなら他の病気がうたがわれますので、再度受診しましょう。

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